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宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海を見てきた。
”2199らしさ”に焦点を当て、全26話を編集。
コンテに描かれていたものの、未使用だったカットを使用した場面もあり、
見所はあるが編集には不満が残る仕上がりだった。

特に前半の、ヤマト発進までの流れを思いっきり圧縮して終わらせてしまったのは残念。
瀕死の地球、圧倒的な敵戦力、差し伸べられた希望の手とそのためのヤマト…
その辺りがしっかり描かれることは、物語の根幹であるのだから必須だと思う。

また、スタートをメ2号作戦にしたのはいいけど、OPまでが長すぎた。
もう少しコンパクトにまとめるか、艦載機隊発艦で一度切ってOPをはさみ、
古代の回想みたいな感じでメ号作戦からヤマト発進までの話を入れて、続きをやるって感じにして欲しかった。

後半はそこそこ良かった。
不満もあるが、それでも最終的には感動して終われたし、エンディングの絵も良かった。
やはり旧作劇場版の構成に近いからだろうか。
僕は幼少の頃から旧作劇場版のビデオをとにかく見まくっていたので、
今作にもあのイメージを求めていた部分は大きいと思う。
ただし、感動できたのは話を全部知っているからであり、そうでなければどうなのかとは思う。

全体的に繋ぎが不自然に感じたり、説明不足を感じる部分は多かった。
総集編なのだから、もっと思い切ってナレーション頼みにする部分があっても良かった。
出淵監督の、ナレーションを入れないこだわりを尊重して最低限にしたのかもしれないけれど、
それが仇になった部分は大きいと思う。

結局、誰に向けて何のために作った総集編なのかよくわからない。
ヤマトの旅の動機や、クルー達の思いを描写するシーンが少ないから感情移入しにくいし、
ラストシーンもEDの裏で映像が流れるだけ。
この作品で初めてヤマトに触れた人は、古い作品である宇宙戦艦ヤマトが何故これだけ根強いファンを持ち、
現代にリメイクされたのか、全くわからないだろう。
ただ派手で見栄えのするシーンを集めただけの、”宇宙戦艦ヤマトらしさ”を見失った作品だと言わざるをえない。

そんなところですね。
正直、作り直して欲しい。
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